○午前 8:30~11:30
午後 16:30~19:30
●土曜日 午後 14:00~18:00
椎間板ヘルニアとは、椎間板(脊椎を滑らかに曲げたり、背骨に加わる外力を吸収したりするクッション)が潰れて、内容物または椎間板自体が脊髄や神経を圧迫した状態です。
肥満、高齢、動きの激しい場合にはリスクが高まります。
椎間板ヘルニアは、犬の神経疾患で最も多い疾患です。
椎間板ヘルニアはその重症度によって5つのグレードに分けられます。
ダックスフンド・コーギー・ビーグルでは、若くて痩せていても発症することがあります。
腰を丸めている、抱き上げたときにキャインと鳴く、震えて元気がない、寝床から出てこない、などがサインです。
後肢を引きずる、触ると咬みにくる、おしっこ・うんちが漏れる・出ない、などが起きた場合には重症化していると考えられます。
診断は、病変部の位置や程度を確定するためにCT検査・MRI検査を行います。
手術は、背骨の一部を削り、椎間板物質を取り除き、神経の圧迫を解除します。
手術後はリハビリテーションが重要となります。
術後数日目から、屈曲反射の誘発や屈伸運動を行い、硬直した筋肉をほぐしていきます。
また、術後10日目からはハイドロセラピーとしてプール内で屈伸運動を行います。
術後の経過に合わせて低出力レーザー療法、鍼治療、バランスディスク、バランスボール、トレッドミルなどのリハビリテーションも行います。