○午前 8:30~11:30
午後 16:30~19:30
●土曜日 午後 14:00~18:00
白内障:本来透明であるはずの水晶体が様々な原因で変性し、不透明になった状態をさします。変性した蛋白は光を透過しないため、視覚は障害されます。スリットランプによる観察で核硬化症との鑑別が可能です。白内障の進行に伴い水晶体蛋白が眼内に漏出し、炎症を誘発する場合は点眼薬による治療が必要です。
核硬化症:高齢犬によく認められる所見です。水晶体は水晶体繊維が常につくられますが、水晶体自体の大きさは変化することができないため、年齢を重ねると中心部分(核)で水晶体繊維が圧縮され、青みがかった白色に認められます。白内障と勘違いされることが多いですが、白内障のように繊維が変性し白濁しているわけではありません。光の拡散により白色に見えることが原因のため、視覚に影響はありません。したがって、治療の必要はありません。
当院では、スリットランプ・倒像鏡・超音波検査による検査が可能です。ただし、水晶体を隅々まで観察するためには点眼薬で散瞳させる必要があります。そのため、散瞳処置で30分程度お待ちいただく場合がございます。予めご理解ください。
獣医師
八島