こんにちは。
先週は雪が積もり冬らしい寒さでしたね。お家のわんちゃんねこちゃんの反応はいかがでしたか?
病院のわんちゃんは元気にお散歩に行っていましたよ!
寒くなったせいか、猫の下部尿路疾患の来院が増えています。
⇒トイレに何回も行くが尿量が少ない、尿に血が混じる・・・
膀胱炎や尿道結石など尿路関連の総称です。
症状が悪化すると「尿毒症」を引き起こし、命にかかわることがあります。
皆さんも冬場だとあまり水分を摂取しないなんてことはありませんか?
わんちゃんねこちゃんも同じように、季節によって飲水量が変わってきます。
特にねこちゃんはもともと飲水量が少ない動物です。祖先は砂漠出身の生き物なので、
水分を無駄にしないよう、濃い尿をするように体が作られています。
濃い尿は腎臓に負担がかかったり結石になりやすいデメリットがあります。
冬場は飲水量が少ない、トイレに行く回数が減るとますます尿が濃くなってしまいます。
ねこちゃんに多い腎臓病にも飲水量が大きく関係しています。
ねこちゃんの1日に必要な水分量は体重×0.75×70(ml)が目安です。
飲水量を増やすためには、どう工夫したらよいでしょう?
Ø 飲み水のお皿を静かな場所に複数設置する
Ø ヒゲが当たらないようなお皿を使用する
(ヒゲはセンサーの役割をしているので、あたると嫌がる子がいます!)
Ø かつおだしやささみのゆで汁で香り付してみる
Ø 噴水式給水器【ろ過水】をつかってみる (流れる水が好きな子に人気ですね!)
Ø ウェットフードを与える (高齢猫ちゃんに特におすすめです!)
Ø 運動をさせる
洗面台や台所に溜まっているお水が好きな子もいるようです!
その子に合った方法を見つけることも大切ですね!
良い生活習慣を継続することで、ちょっとしたわんちゃんねこちゃんの変化に気付くことが出来ると思います。
普段からよく観察してあげましょう!
病気は症状が出る前にチェックするのことも早期発見の1つです。
お気軽に獣医師または看護師にご相談下さい。
看護師 池田