今月初めの豪雨から一転、最近は日差しの強い日が続いていますね。この時期になってくると、気になってくるのは「日焼け」という方も多いのではないでしょうか。
実は、私たちの愛犬、愛猫の皮膚にも人と同じように日焼けは起こります。
そもそも、「日焼け」というのは、皮膚が太陽の紫外線を浴びることにより炎症を起こしている状態です。また、紫外線は単に皮膚に炎症を起こすだけではなく、皮膚がんの原因にもなり得ます。
犬猫の皮膚は人の皮膚より薄く、繊細です。そして、お散歩などで外を歩く際には、直接太陽から浴びる紫外線に加え、お腹や目も地面から反射してくる紫外線を浴びています。紫外線は私たちの目には見えないですが、浴び続けることでダメージは蓄積していきます。そんな紫外線からペットを守るために、ここでいくつか紫外線対策を紹介させていただきます。
☆散歩する時間帯
日の出前の早朝、日の入後の夕方のお散歩をおすすめします。
紫外線を浴びる量を減らすことができ、熱中症、肉球の火傷予防になります。
☆トリミング
この時期は「暑そうだから」とサマーカットをされる方が多いです。確かに見た目が涼しくなり、清潔に過ごせるため、皮膚炎の早期発見や、この暑い夏、シャンプー後にドライヤーで乾かす時間の短縮にもなります。
ですが、犬猫の毛には断熱効果や、紫外線、虫から皮膚を守る働きもあるので、毛を薄くしすぎてしまうと逆に、熱中症や日焼けのリスクが上がってしまう可能性があります。
なので、サマーカットを検討している方は、薄くなりすぎないよう、トリマーさんと相談してくださいね。
☆紫外線対策グッズ
サマーカットをしている子はもちろん、していない子でも、洋服を着せてあげることで紫外線を防ぐことができます。人と同じように服はこまめに変えてあげてください。
また、最近ではペット用のサンスクリーンもあります。使用する際はパッチテストをして、その子の肌に合うものを使いましょう。
阪野