肩関節脱臼
犬の肩関節脱臼はほとんどが交通事故・落下などの外傷に起因しており、小型犬に多く認められます。
先天性の肩関節脱臼が認められることもあり、トイ・プードル、 チワワ、 ポメラニアン、ミニチュア・ピンシャー、シェットランド・シープドッグ、キャバリア・キングチャールズ・スパニエル、ブリュッセル・グリフォン、ワイヤーヘアード・フォックステリアなどの犬種で報告があります。
<肩関節脱臼の発生した小型犬>
肩関節脱臼は関節の構造上の問題からギブスによる保存的治療で成功することは少なく、外科手術で整復を行うことが推奨されます。
<スパイクワッシャー・スクリュ-・人工支帯を用いて肩関節脱臼を外科的に整復した小型犬>
手術方法は人工支帯で安定化を図る方法・関節固定術など症例の状態に応じて最適な方法を選択致します。
2017.01.10