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みどり動物病院 コラム

院長の独り言【歯医者編 その2 “ちょうどいいは難しい” 】
歯が久しぶりにうずき歯医者に行く羽目になりました。

虫歯ではなく以前治療した歯の根っこの部分に細菌感染が生じ化膿しているとのことでした。

歯科医師曰く、とりあえず被せ物を取って歯根部をきれいにしましょうということになり、局所麻酔を使うので痛みはほとんどないということでお願いしました。
一昔前の治療と異なり、まずは表面麻酔をしてその後童謡の音楽が聞こえだすと共に少しずつ針が歯肉に刺さり麻酔が効いたところで処置が始まりました。
無事に痛みもなく処置は終了したのですが、その後数時間経っても頭がボーっとしたままで1人異次元にいるような感覚で仕事をしていました。
家に帰ってもその居心地がよい境地は続き、妻の小言でさえ心地良い子守歌のように聞こえる始末でした。

その次の歯科治療の機会に歯科医師にそのことを伝えると、
「分かりました。今回はあまり痛くないから麻酔無しでいきましょう。」
ということとなり、タオルを顔面に掛けられた後、以前に仮処置として被せた被せ物を剥がしにかかった途端、小さな金槌で歯の周囲を叩くので口の中で大林組か間組の工事現場があるような、頭が割れるような振動と打撃音が広がり思わず独りでに涙が一筋流れ落ちました。

この生きた心地がしない恐怖の時間は約45分間も続き、今日はこれまでと言われたときはには安心感と開放感からぐったりとしてしまい、また涙が出てしまいました。

こんなことなら麻酔をお願いしておけばよかったと思った次第です。

“ちょうどよい”とは難しいもんですね。
2023.07.06
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